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七七日目の極楽浄土行き [独り言の抽斗]

  閻魔大王が七度目の七日目に下す審判で、亡人が仏となって極楽浄土へと無事
旅立つ見送りをする四十九日の法要。

正確には六七日の42日なのですが、都合で明日執り行う法要のため早朝から大阪へ
行ってきます。何だかものすごく時間が経ったような気がするのですが、父が亡くなって
まだ、一ヶ月ちょっとだったんです。閻魔様には無理を言ってしまいましたが、家族全員で
送り届けてきます。

最後まで戦争の話は一切語たらなかった父でしたが、亡くなる前母にはどうやら懺悔
らしき事を伝えたみたいで、母も初めて聞いたと驚いていました。お国の命令だったから
仕方ないと慰めたら、黙って頷いていたらしいです。

子供の頃一緒に風呂へ入る度に目にした背中と腕にあった数発の弾痕傷は、子供の
私には十分すぎるぐらい無言の威圧感がありましたが、父親に叱られたという記憶が
一切無いのはこのせいだと思います。と言って、ものすごく厳しかったのかと言うと、
まったくの正反対で、とにかく私をプロ野球の投手にするのが夢であった、どちらかと
いうと卓袱台返しをやらない星一徹のようした。

中学へ上がってそれまでやってきた野球をきっぱりと止め、ラグビーと言う父にとっては
まったく未知の世界へと入ってしまった私に対し、かなり落胆したとは相当経ってからの
酒席でポロッとこぼしていたのを覚えています。

そんな父も新天地で以外にも(?)活躍する我が子を応援しようと、公式試合には結構
顔を出してくれました。そう言えば小学校の運動会の写真にも必ず登場してるので、その
辺はかなりマメにやってくれてたみたいです。
その代わりと言っては何ですが、私が小さい時のソロ写真は、殆んどがなぜか敬礼して
いるんですよね。バーターとでも言うんですか・・・・・・。(笑)

明日はみんなでお斎の時にまた、父の思い出話に花が咲くことでしょう。
明朝はいつもにも増して早いので、この辺で休むことにします。


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