君ら、もうチョイ、スカッとしょうか [社っ長ょぉ~の溜息]
自分が高校生ぐらいまでは6月1日というと、キッチリと衣替えのタイミングだったように
記憶していますが、今の制服着用の学生さんときたら、男女とも本人任せとも取れるような
いつでもチェンジオーケーよって感じになってますよね。温暖化と共にこうした季節の節目も
一つ一つと無くなって行ってしまうのです。
それに代わった訳ではないのでしょうけど、クールビズなるものが登場してネクタイ族にも
こうした季節感というものの垣根が取り払われ、堅苦しさや暑苦しさが無くなった半面、どこと
なくだらしなさが目立つようになったかも知れません。でも回数と共にクールビズ・スキルも
向上して来たのか、今年は『中々やるじゃん』と言うオジサマ・お兄様が増殖中なのは結構な
事であります。
さて、その熱き眼差しを肝心の我等の社内へ向けますと、
『おお~、灯台下暗しだったかぁ』
と、思わず叫ばずには居られません。今に始まったことではないのですが・・・・・・。
男子スタッフ達はまだ子供が小さく、養育・教育費がかさむ時期なのは百も承知なのですが、
百歩譲ってもあまりにも自己投資がされなさ過ぎて、ショックを隠しきれません。
お金を出せばいい物を身に着けられる、基本的にそうなんですが、興味とセンスがない限り
一億積もうがダメなもんはダメだ!(ちょっと熱過ぎ?)
ある時、溜まったネクタイの整理をバッサリとやり、それを彼らに告げたところ、ぜひとも身受け
したいと申すので、シコタマ会社へ抱えて持ち込みました。会議の後男子全員でじゃんけん
大会となり、熱い争奪戦が繰り広げられたのであります。
それ以降というもの、皆がこぞって身受けしたのを締めて来るのですが、普段物、冬物を
ゴッチャに締めて来るもんで、これは初歩の初歩講座を開かないとダメだと確信はしました。
未だ開かれてませんけどね。
しかし、モデルはイマイチでもネクタイが素晴らしいと、やはり馬子にも衣装です。イイ物は
やっぱりイイ!
その後暫くの間彼らを観察していたら、ある者が同じのばかり締めて出勤して来るのに気が
付きました。少なくとも1人当たり7~8本は持って帰ってる筈なのになんで?
(君らが今持ってる本数よりも多いはずヤ!)
他のスタッフから聞いたところによると、どうやら気に入ったのとゲンを担いでるのと両方
らしいとのこと。でも、結び目の辺りが薄ら汚れて来てたので、飲み会の時にやんわりと
イエローカードを出しておきました。この者、営業ですのでここはやはりキッチリと・・・・・・ね。
それからというもの、時折自分の胸元に奴らの熱い視線を感じることが多くなりました。
『こやつら、まさか今から品定めか!?』
そう言えば前回のジャンケン争奪戦からもう二年以上経ったのかもしれません。本数こそ
前回の様には行きませんが、そろそろまた整理はしなければと考えていたところでした。
ただし、次回渡す時は前もってネクタイ一本一本に呪文をかけておこうかと思います。
バレバレの小賢しい嘘を付いたら首を締めろと・・・・・・。
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