枯葉よ [旅の抽斗]
香港でインターバルとなりましたが再びフランス編へと戻ります。
今回時間があったら是非とも訪れてみたかったのが、これまで未踏の地となっていたモンマルトル地区。
この地名を聞いて直ぐに連想するのが芸術・アートの丘の町ですが、実はモンマルトルにはもう一つの顔
があったのです。
サクレ・クルー寺院の見学が終わると画家達の集積の場テルトル広場へやってきます。日本でもお馴染み
の場所ですが、私にはどうも小学校の課外写生にしか見えませんでした。それよりも画家の端くれオヤジ
達の似顔絵書かせろ攻撃がしつこく、長居は無用とばかり早々離脱を図ります。
テルトル広場の雑踏が嘘のような静けさが漂うモンマルトルの階段。この辺りからはあまり人を気に
せずにカメラのアングルをあちらこちらへと振ることができます。
落書きやペタペタ・シールもアートの内と捉えれば、不思議と絵になるのがやっぱりモンマルトルだから
なのでしょう。
モンマルトルのアップダウンはこれからシーズンインするスキーへの体力と脚力の強化にはもってこい
です。特にこの細かい石畳が容赦なく体力を奪っていくような気がしました。それと、歴史の重みは違え
ど昔ひと夏だけ住んだことのあるサンフランシスコを思い出さずにはいられません。
モンマルトル散策もここまでくればおよそ全コースの中間点です。確かこの2階にユトリロさんが住んで
いたこともあると聞いたような...、あのゴッホもこの地を愛した一人として知られています。
こんなところにぶどう園があるとは、坂の町の一角が太陽に向かって拓けています。ここはフランス、勿論
ワインの基があっても何の不思議もありませんが、そのワインが運ぶなにやら妖艶で歓楽的な空気が、今
までとは全く違う雰囲気を創り出し始めました。
そうです、モンマルトルのもうひとつの顔が覗き出し始めました。
こんな葡萄が多分、高級ワインになっているのかもしれないですね!
今日は那覇基地で飛行機を見て帰ってきました(^^)
なので、寝ます(笑)
by ma2ma2 (2014-12-14 22:10)
Lonesome社っ長ょぉ〜さんこんばんは。
パリのブドウ園を目指してメトロ12号線Lamarck Caulaincourtで下車したのですが迷子になってしまい、ブドウ園にたどり着けませんでした。 お写真を拝見して大変羨ましく思いました。
機会があったら是非訪れてみたいものです。
by ネオ・アッキー (2014-12-14 23:58)
おそらく街全体が景観保全地区のようなパリにも、醜悪な落書きがあるのは、日本と同じですね。
それにしてもこの街の高低差は日常生活にはなかなかシンドイものがありそうですね。
街の雰囲気はまったく違うようですが、坂道だらけの長崎や尾道が頭に浮かんできましたよ。
お年寄りにはシンドイ街のようですよ。
by あるいる (2014-12-15 05:15)
ma2ma2 さん
もうちょっと頑張って坂を登れば俯瞰でブドウ畑が写せたのですが、
体力温存してしまいました。5大シャトーの影武者だったら面白いです。
再び沖縄でしたか。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-12-15 22:14)
ネオ・アッキー さん
ぶどう畑には至近の駅だったのに残念でしたね。でも、この地は
坂と細い道で意外と分かりにくいので道に迷いやすいですね。
次回は遠回りになりますが正攻法でアンヴェールから私と同じルートを
辿られると言うのはいかがでしょうか?
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-12-15 22:19)
あるいる さん
小ジャレたアパルトマンにはおばあさんも暮らしていました。単純に
買い物は車でないとだめだとか、買出しは週一なのかとか、勝手に
モンマルトルの暮らし向きを想像していました。町内と下界を結ぶ
ミニシャトルバスがあり、高齢者パスでフリーライドできそうな感じでした
よ。でも、歳をとったらやはり駅近で買い物や通院が便利なところが
いいのでしょうね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2014-12-15 22:27)