Treinitalia [旅の抽斗]
Milano Centrale ミラノ・チェントラーレ(中央駅)
イタリア語はr やl やら日本人泣かせな発音は気にしなくてよく
逆にローマ字読みできるから
r のところで巻き舌できれば今日から私もイタリアン感覚です
ではさっそく、ミラノ中央駅の「白・赤・緑の窓口」で試してみましょう
上:treinitaliaの切符ホルダー
下:地下鉄Metroの切符
『買い鉄』
異国の地で鉄道切符購入に対し妙な闘争心を持って挑む私のこと
うっかり撮り忘れてしまってましたが
メトロ(地下鉄)と国鉄のクレジットカード専用券売機にまず挑戦しました
残念ながらアジアでは中国語のみ対応ですが難なくクリア
次はいよいよ窓口で後日の割引特急券の購入です
窓口前ブースのオッチャンから番号札を発行してもらい
番が来たら指定の窓口へ向かいます
鉄道関係は実に女性の進出が顕著でした
親切なおばちゃんから下調べ済みの2×1日帰り割引往復切符を購入
イタリアの鉄道は株式会社化された国鉄Ferrovie dello Stato (FS)が
100%子会社Treinitaliaに運行を委託しているほか
NTV社が.italoという専用の特急車両で主要都市間を運行しています
.italoはあのフェラーリと同じカラーで塗装され
内装はジウジアーロが担当してます
フェラーリの赤というよりエンジに近い塗装の.italo
ドットがどこか藤岡弘の「、」みたい
今回私たちが乗車したのはTreinitaliaの電車で
Euro City と Frecciarossa(赤い矢)
前者は国際特急、後者はMax300㎞/hのイタリア版新幹線
Regionaleという鈍行をはじめ路線別に様々な電車が運行してます
基本的に鈍行以外の電車には一等と二等が存在し
特急の一等にも結構いろんな種類があって
それぞれ受けるサービスの内容が異なります
日本ではおそらく東京オリンピックライブ観戦者でないと
体験したことがないであろうあの懐かしい食堂車やビュッフェ車が
特急車両編成され現在も活躍しています
不調北海道新幹線活性化のヒントではないでしょうか?
線路は続くよ、どこまでも
陸続きのヨーロッパは鉄道の旅の醍醐味を増幅させます
鉄道は郷愁をそそるというか、父親が国鉄マンだったこともあり、身近に感じて生活しておりました。物心がついた頃には、吹田操車場の端っこに位置する千里丘の官舎に住んでいて、線路沿いでした。貨物や客車がひっきりなしに走っており、子守歌でした。
空間移動の手段として、情緒的になることが出来るので好きです。飛行機になると落語を聞くための空間、もしくは映画を観るための場所となってしまいます。しかし、鉄路では車窓に流れる景色の変化を、ちょうど自分の感覚サイズで堪能できますから、たとえ単調な景色でも素敵に思えます。そして、列車がどれもオシャレなのを見ると、駅の中が博物館みたいで羨ましく思います。天井の高い駅舎も、オルセー美術館みたいでお洒落だし、良いですね。ただ、プラットホームの低さには、日本人として、落ちない安心はありますが、違和感がありました。と、同意を求めたいところですが、社長はどう感じられたでしょうか。
by tommy88 (2016-05-21 05:59)
映画「オリエント急行殺人事件」の冒頭の駅のシーン、「昼下がりの情事」や「旅情」の駅でのラスト・シーンで、ヨーロッパの駅はなんと風情があるのだろうかと思ってしまいました。
tommy88さんのコメントにあるように、プラットホームが低いために、映画に登場した乗客はみなステップを上がって乗車していましたし、今日の写真でも段差があるのが見てとれました。
日本の駅、そのへんはバリアフリーで親切やなぁと感心しながらも、それは都会限定かもしれないと、東北の駅を思い出していました。
駅弁は日本の駅ではふつうにありますが、食堂車でゆっくりと食事をしながらの旅、もういちど楽しんでみたいものですよ。
by あるいる (2016-05-21 08:45)
イタリアとかでも撮り鉄とかいるのでしょうか?
海外の鉄道ってなかなか乗る機会が無いので、乗ってみたいです(^^)
by ma2ma2 (2016-05-21 10:36)
tommy88 さん
途中の駅よりやっぱりターミナルにこそその郷愁や哀愁が漂います。
悲喜こもごものドラマが終始上映されているようで、一日中駅に突っ立て
人間模様を眺めていてもきっと飽きは来ないのでしょう。
すっかり綺麗になった吹田の操車場、いまや梅田にあったコンテナ基地
が引っ越してきたようです。
天井が高い鉄骨ドーム形式の駅舎はヨーロッパ共通なのでしょうか、
ドイツやフランスでも同じものを目撃してます。そしてプラットホームの
低さも同様で、二段ステップでデッキへドッコイショです。大きな荷物を
持った移動にはかなりキツイものがありますね。日本の場合は現在
全てホームとツライチで車椅子での補助付昇降可能ですが、新幹線の
ドア幅だとどうなんでしょうか。いざとなったら退避場所にもなるホーム
下、もっともヨーロッパでは千鳥足の泥酔客や歩きスマホ族はあまり
いないので、その必要がないのかもしれませんよ。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-05-21 22:56)
あるいる さん
私はなぜかあの「カサンドラクロス」を思い出してしまいます。風情がある
はずの駅が恐怖の舞台の幕開けへと一変してしまう。昔観た印象が
強すぎたのか、薄暗いドームの下に立つたび映画のシーンが頭に浮か
んできます。ただ、イタリアでは国旗よろしく赤・緑・白の列車が往来して
いますので、ドイツやフランスに比べればやっぱり明るいですよね。
昔の客車には確かステップがありましたよね。身を乗り出し千切れんば
かりに見送りの家族や恋人に手を振るシーンもありました。
ご当地鉄道では豪華食堂車からお座敷列車まで、趣向を凝らして観光
客に人気をはくしていますが、再度あの食堂車にビュッフェ車の登場を
新幹線や在来線特急に期待したいものです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-05-21 23:11)
ma2ma2 さん
さすが撮り鉄は私だけだったようで、不思議な顔をしてそばを通り過ぎて
行く人がいました。その代わり車内で記念撮影をする乗客はいましたよ。
シェンゲン協定によって加盟国内での陸地移動にはパスポートチェック
はなくなり少し味気なさが残りますが、鉄道の旅だと国境を通過する時
なんかゾクゾクしますね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-05-21 23:19)