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赤道付近で避暑 [旅の抽斗]



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4泊4日の8年振りシンガポール旅行、この三連休での出来事です

日付が変わる前の金曜夜に搭乗した便は一眠りしてる間に翌早朝現地到着し
帰り便も同じくして連休明け早朝羽田へと戻ってくるという
ちょっとハードな旅程に歳甲斐もなく挑戦してしまいました
おまけに自宅へ戻るとひとシャワー浴びてそのまま出勤したので
この日は一日中睡魔に襲われ続けるという怖い状態でもありました

ということで現地ホテルには2泊という旅でしたが
観光には丸々3日間費やすことが可能なのでたっぷり堪能できるのです
観光資源が豊富とは言い難いお国柄なのでこれ位が丁度いいのでしょうね
一足早い赤道近くの夏休みとなりました


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言わずもがな世界中の脚光を集めたばかりのシンガポール
8年前には発展途上だったベイエリアの開発もすっかり終了して
日本では叩かれているカジノを擁するあのホテルは
引続き多くのギャンブラーを惹きつけて止まないようでした

IR統合型リゾートという文字がマスメディアに度々登場しています
日本政府が目指すはやはりシンガポール型なのだろうと簡単に想像がつき
様々な懸案事項をクリアしてさて本当に上手くいくのだろうかと
旅行中頭の中には大きな疑問符が着いて回るのでした


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さて私たち夫婦同様カジノには全く興味のない観光客に残された道は何か?

ラスベガスとは違い入場料を徴収される限り観光スポットと割り切って
「賭場」という文字に誘われるのもアリですがそうでなければ
残された選択肢は世紀の首脳会談が行われたセントーサ島
シンガポールの銀座オーチャード通り&周辺散策
夜の目玉というべきご自慢のナイトサファリ動物園
そしてマリーナのもう一つの顔であるガーデンウォーク・バイ・ザ・ベイでしょう

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このすべてを網羅した私たちの一日平均歩数は約18,000歩
距離にして12キロ程ですから結構な運動にもなったわけです
これに地元ソールフードなどの楽しみを織り交ぜると完パケの出来上がりです
ただし、お国柄喫煙と飲酒にはもっぱら厳しく
特に持ち込みタバコは1本から課税対象となりスモーカーには辛い試練
ビールは地元のTigerで小瓶1本S$8~13(1S$=約¥89)にもなってしまいます

タクシーは初乗りS$3.90でチャンギ空港からベイエリアの主なホテルまでならS$20
地下鉄MRTは初乗りS$1.50ですから安めに抑えられ懐には優しいですね。
こちらは観光客用に乗り放題1日・2日・3日の3種類パスも
それぞれS$10・S$18・S$24となっています(別途カード補償金S$10/枚)。
3日あれば充分楽しめるぞと言わんばかりの設定が気に入り3日券を購入しました


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通常15時チェックインのところなんとか11時前に部屋へと案内された私たちは
ひとシャアワー浴びたのち早速MRTに乗ってソウルフードを食べに出かけます
妻がミシュラン星付きだと検索済みのこのお店の売りはなんと特製ポークヌードルだとか
それに店の場所はググれてもそこへ行く道が一向に示されないのは何故??

その謎は最寄り駅から外へ出てみて直ぐに解明しました


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公団住宅らしき一群の一角にあるらしいミシュラン星付きレストラン
住所の番号が示す建物をほどなく発見するとなるほど昼食時の長い行列が目の前に
なにやらとても懐かしい空気漂う潔癖症大NG確実なお店がここです


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確かに書いてありますミシュラン星獲得だと、ただしローカル編
熱風漂う中待つこと30分でようやく私たちの番が回ってきましたよ
行列から眺めていた人気商品らしきものを一つずつ注文しビールも忘れずに


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何が入っているかなんて邪推しようものなら東南アジアでは生き抜くことはできません
そして共用の少し黒ずんだ箸とレンゲに躊躇なく手を伸ばせることも必須であります
ティッシュで拭こうなんて無駄な抵抗でしかありませんので念のためです

隣に二軒ある店はどちらも閑古鳥が鳴いていてオーナーも全くやる気なし
この差はいったい何なのかはミシュランの寸評を見ることにして
確かに割と薄味で私たち好みに美味しく仕上がっておりました


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睡魔に幾度か襲われたもののまだまだお天道様は空の高いところにいらっしゃいます
MRTを屈指してかなり火照った頭と身体を冷やすべく
マリーナベイへ向かいナイトサファリ・ツアーまでの時間潰しです

それにしても赤道間近の真夏のシンガポールに抵抗なく順応する身体
それもそのはず、最高気温は灼熱地獄の日本より低かったのでした
日陰に入れば心地よい貿易風らしき風も感じることができ
さながら偶然の避暑となったシンガポール、もうちょい引っ張ります


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あるいる

高いところが苦手な僕は二枚目の写真を眺めただけで足がすくみ胸がキュンとなってしまいますし、六枚目の写真のように窓際の席には近寄れません。
できるコトなら地に足をつけて生きて行きたいものですよ。
シンガポールに行くコトはないでしょうし、高層ビルに上がるコトもない21世紀に生きている資格のないオヤジなのかもしれません。
それにしても、水も食料も自給できないのに、世界的な都市国家になっているシンガポールの存在は不思議な謎です。
中華民族の賢さと逞しさなのでしょうか。
と、ちょっとだけ羨ましく思ったりもするのでした。
それにしても「赤道付近で避暑」とは、今の日本列島は異常気象どまんなかなのかも知れません。
えらいこっちゃ、てりぶるテリブル、です。

by あるいる (2018-07-23 03:57) 

ma2ma2

シンガポールは赤道直下ですが、暑さでは日本も負けていないですね!
前回9月にシンガポール行きましたが今の日本の方が暑い感じですね(^^)
by ma2ma2 (2018-07-23 08:21) 

tommy88

煙と同じように高いところに上るのが好きなので、6枚目写真のような席に座りたいといつも思います。足はすくむくせに高いところが好きなのは、煙と同じく高いところに上る阿呆だからでしょうか。世紀の会談前に、街の紹介がなされており、見たことがあるなあと思える写真が並びました。次女と三女は大会があって、ジュニア世代で行っておりましたが、あ、長女もベトナム視察の帰りに寄ったらしく、行ってないのは夫婦だけ。食欲を満たす旅をぼちぼちせにゃねと、候補地にはなっております。ミシュランですか。

by tommy88 (2018-07-23 08:42) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

高層建築物における近年の主流は床面から立ち上がる大きな開口で、
そのパノラマチックな眺望が売りとなっているようです。タワーマンション
でも取り入れているところが増えました。
水の大半はお隣マレーシアからの輸入にもっぱら頼っているシンガポー
ルですが、海水の淡水化プラントも活躍しているそうですから、我が国の
技術もどこかで活躍しているのでしょうね。そう言えばレストランでも抵抗
なく水を口にしていましたので、しかるべき場所での生水は大丈夫のよう
です。自給率の低さでは日本を遙かに凌ぐお国であるにもかかわらず、
あらゆる面で日本の先を歩めるのは何事にもおいて白黒ハッキリした
曖昧さがないからなのだなあと、漠然ではありますがそう感じる旅でも
ありました。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2018-07-24 08:24) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

おそらく風と湿度の関係で赤道間近であっても日本より過ごしやすく感じ
たのだと思います。ハワイも同じことが当てはまり、日陰に入ると気持ち
がいいですものね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2018-07-24 08:28) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

高いところがお好きなら植物園の空中散歩がお勧めですし、もちろん、
マリーナベイサンズホテルの名物プールも外せないでしょうね。あとは
穴場的なセントーサ島のアトラクションにももっと過激なのがあるようで
す。東南アジア料理の宝庫である傍ら国際宅急便の普及で新鮮ネタが
売りの日本食レストランも頭角を現わしているようです。それとシンガ
ポール風にアレンジされた中華も捨てがたいですよ。セントーサで食べた
別のローカルミシュラン星付きは旨かったです。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2018-07-24 08:43) 

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