変化を愉しむ

山荘のリビングでまどろんでいると時折珍客が遊びにやって来ます
如何なる昆虫たちとも仲良くなるというのが山荘生活の鉄則であり必須条件の一つでもあります
ダイニングの窓辺りでスズメバチの羽音が聞こえても落ち着いて箒に絡め逃がしてやる勇気が必要です
山荘生活において殺生は原則禁止として綱吉公に倣う生活に浸る努力を惜しみません


ガーデニングという括りの自宅での庭弄りやベランダ弄りが紹介されて幾久しいのですが
地元のラジオ番組内で土弄りの事を「アーシング」と紹介していた吾人がいました
Earthingというスペルになるのでしょうか、確かに土弄りですから間違いはないようです
言ったもん勝ちよとばかり、私だってカルイザワってんだからね


何もしていない時は極力悪い方の脚を上げておくようにしてねと言われて退院したものの
仕事の最中や車に乗っている時などはなかなかそういう訳にはいかず疎かになりがちです
そうすると左脚の甲の辺りが少し浮腫んできてしまい家へ戻るなり慌ててソファで伸ばします
楽しめたもんじゃないこの変化ですが一生のお付き合いとなるのでしょうから仕方ありません





１年余り殺風景だった裏庭のオープンデッキをちょっと賑やかにしてみようという小道具たちです
本当は去年の夏前に届くはずだったガーデン家具はコロナのせいで山荘へやって来たのは昨年暮れでした
サビさびの代物は薪を焚いて愉しむ屋外暖房兼ピザも焼ける調理器具
耐候性鋼板、またの名をコールテン鋼と呼ばれる錆を愉しむ今玄人の間で人気急上昇の鉄板素材です


意匠に拘る建築家が建物のアクセントに使用することが流行りらしくその派生商品みたいなものです
鋼の表面に銅、ニッケル、クロムを添加して出来る錆が保護膜となって従来の錆から保護するという仕組み
見た目の好みがあるので使用は思案のしどころではありますが違いがお好きな方にはお勧めかも
写真には入ってませんがデッキの傍の軒下に同素材の組み立て式薪スタンドがスタンバイしてます


夏の町内の大混雑を避けるには定番のBBQにご登場願い山荘でゆったり食の時間を愉しむべきです
従来のBBQセットで専任の焼き方大臣がゲストと伴に食事ができないというデメリット解消のため
円卓の天板がそのまま鉄板に、中心の火種が網焼きに変身するという秘密兵器を間もなく導入します
来月私の慰問[?]にやって来るという義弟家族が最初のゲスト、森遊びの演出道具には充分でしょう

コメント 8

自然豊かな土地では虫たちとともに暮らすのが普通なのでしょうが、虫が苦手なおやじにはかなり難しいことになりそうです。
スズメバチ？
羽音どころか姿を見るだけで大急ぎで退散、箒でに絡め取って逃がすなどもってのほか、近寄ることすらできない意気地なしです。
こどもの頃は平気で虫もカエルもトカゲもさわっていたのが、いつの頃からか超苦手になってしまいました。
なんでやろ？と、不思議に思いながらも、網戸に止まった蚊に殺虫剤を振りかける弱気おやじなのです。
自然豊かな暮らしにますますご縁がなくなる今日この頃なのです。
耐候性鋼板を使った調理器具があるとは知りませんでした。
橋や建築物に使う素材のイメージしかなかった昭和のおやじです。
世の中、どんどん変わっていってるんやなァと、実感です。
綺麗な水色のベンチソファ、天気のいい日には足を伸ばしてゴロリとするのも心地良いのでしょうが、虫の襲来だけはご遠慮したいものですよ。
虫除けスプレーが必需品になりそうな気がします。

by あるいる (2022-06-23 04:49) 

あるいる　さん

軽井沢での山荘生活で切っても切れない縁のあるスズメバチです。
小鳥たちもこの手には嘴を出すことがないのでしょうか、天敵は誰なの
かと我が物顔でブンブンです。蛇やゴキブリを見たことはありませんが
その代わりがやけに難敵です。家の中へ入り込んだ昆虫はとにかく外へ
逃げようとするので、極力逃がしてやることにしています。恨まれるより
恩を売っておいたほうが良いかと。
この時期の軽井沢のホームセンターは外遊び道具の大陳列で賑わい
ます。その傍らに陳列されている殺虫剤の種類の多さには目を見張り
ます。中にはなぜかモグラ用までありました。そう言えば庭の所々で
それなりの穴を見つけることありますし、実際に慌てて穴に入ろうと
する姿も目撃しています。
軽井沢での生活でもう一つの難敵が湿気です。湿気取りは一年中
大量に陳列販売されています。山荘に大型除湿器を導入して対策に
当たっていますが、一日稼働させるとタンクが水で満タンになります。
タンクの水が空気中に漂っていたと思うと恐ろしくなります。
住めば都、虫や湿気との闘いの代償が美味しい空気と涼しい夏、だから
止められまへんなのでしょう。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2022-06-23 08:15) 

軽井沢でゆっくり出来ますね。
のんびりするのも大事ですね。
by ma2ma2 (2022-06-23 09:41) 

ma2ma2 さん

本当なら一ヶ月くらいのんびり滞在しようと企んでいましたが、実際は
そうも行かないものです。通院が隔週という事もあり、まだまだ先の話
となりそうです。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2022-06-23 17:39) 

耐候性鋼板は知りませんでしたが
さびでさびを防ぐ、画期的ですね。
ストーブになりピザも焼ける
良い仕事してくれそうです。
使い込むほどに、さびの味わいも深くなりそうですね＾＾

by raomelon (2022-06-24 17:12) 

raomelon さん

アウトドア商品の性質は第一世代から随分と変化してきました。
持ち運びができる屋外テントサウナなるモノまで登場してますからね。
グランピング・ブームもまだまだ衰えを知りません。コロナ禍がブーム
に拍車をかけたことは否めません。リモートワークはこのまま当たり前
の働き方となっていくようで、軽井沢への転入者数は増加の一途を辿って
いるようです。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2022-06-25 10:00) 

山の中腹を切り開いているので、大きな林が視野に入ります。この地区は竹が好きなのか、竹林が多いです。風が吹くと大きくユラ～リと揺れています。ホトトギスが直近でうるさいほど鳴いていましたが、恋の季節だったのでしょうか。ほんのすぐそばで鳴いているのだけど、姿を見せません。ツバメも多いです。温泉街のツバメ、乙。ハイ、虫が居ますね。カルイザワほどじゃなくて良かったけれど、確実に虫が居て、ありとあらゆるジェット噴射の殺虫剤を、いちばん最初に買いました。でも住めば都、観ないようにして歩けば今のところ大丈夫で、護身用ボンベもまだ一度も使っておりません。ただ、蚊取り線香だけは焚かせていただいております。日本の夏ですから。

BBQ、今年は無関心を装います。徹底的に肉体改造、人造人間を実施中ですから。勝負体型を作ってから、普通の食事へと移行します。半年ばかりはかかると思っています。喧騒から離れて、ソクラテスしたいと考えております。

by tommy88 (2022-06-26 14:31) 

tommy88 さん

海と山とでは生態系も変わってくるのでしょうから、やって来る虫たち
の姿かたちもまた違うのでしょうね。いずれにせよ虫嫌いには避けて
通れない試練ではあります。しかし、それと引き換えに得る代償を考える
と、我慢のしようがあるというものです
別荘地内には残念ながら燕の姿はありませんが、代わりに沢山の野鳥
たちが代役を務めてくれていますので、その内お礼がてら巣箱でも
プレゼントしようかと思案中です。
BBQは昼から始めると夜の分までカバーできますから、考えように
よってはコスパがいいのかもしれません。何より都会からの訪問者は
異常に好反応を示すBBQですから、余程のことがない限り外すことは
ありません。私自身が心底楽しめるまでにはそれ相応の時間がまだ
かかってしまいますが、ここはグッと我慢のホストに徹することに
します。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2022-07-02 10:53)