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そして、あれから一年 [独り言の抽斗]



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手術後41週目、退院後37週目、そして宣告後丸一年が経ちました
毎月の通院と隔月の検査で今のところ再発・転移は皆無、元気で日常の生活を送っています


移植した左脚腓骨の一部は新たな左下顎骨としてスクスクと育ち
筋肉と皮膚は新たな歯肉などの口腔パーツとしてすっかりキッチリと定着し
昨年暮れからは発病前まで通院していた歯科へもカムバックしてクリーニング開始
体重は少し増やし過ぎて発病前より1㎏もオーバーとなり、人間ドックを前に目下必死の調整中です


携帯用の当年用とは別に会社の机の抽斗には直近2年分の手帳を置き、事あるごとにペラペラとやります
スペースが許す限り異常を感じた日から事細やかにメモした項目を読み返したりしています
どん底に沈む暇なく数々のアポをこなし人間ドックをも消化しながら、かくも慌ただしく過ごしたもんだと
我ながらあっぱれ称賛、傍ら治療入院までのスピードには今さらの驚きで先生方や病院には感謝・多謝


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硬いものはなるべく避けるようにはしていますが殆どの物は異状なく胃へと運ばれます
ただ右側でしか噛めないので倍以上の時間をかけた食事となってしまいます
電車通勤後は左ふくらはぎの筋肉がしっかりと付き始めてスロージョグならOKです
横に90度位しか上がらないよと言われた左腕は現在のところ150度位には達してるでしょうか


麻痺してる左顎や舌の左側などにはあまり変化は感じられませんが、違和感には相当慣れました
マスクのお陰で公共の場でも気にせず口のリハビリ体操ができるので毎日欠かせません
よって私の場合はマスクとオサラバすることはこの先もあり得ません
免疫力は殆ど完璧に回復してるとのことですが油断大敵、癌患者には変わりありませんからね


口腔内の移植手術は形成外科が担当だったので現在も受診は口腔外科同様に継続中です
術後の左下肢の状態が気になって仕方なかったので先生にお願いしてレントゲン撮影してもらいました
術後一回も撮ってなかったっけか?それではと、笑いながら快く引き受けてもらえてハイ、パチリ
これまで口で説明しても全く理解してもらえてなかった面々にはこの画像でバッチリ


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トリミングしてるので血管接合用のホチキスも沢山写ってるのがよく分かります
人体というものは実に神秘のベールに包まれた存在でしかありえません
まさか私がこのような状態で歩いているとは誰も想像が付かないはず
なので、一歩家を出たら細心の注意を払いながら行動しないといけません


足首を曲げるに従い第一趾と第二趾が内側に曲がり込んでしまう左脚の後遺症に改善は見られず
階段の昇降やしゃがむ動作は不得意科目となって日々難儀な場面に遭遇すること多々です
半面その他抗がん剤治療の副作用みたいなものは実感できる範囲では微塵もなく
大事に全く至らなかったこの一年、さあ次のステップまであと一年、ファイト・ダ・ゼェ、俺であります


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