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MELE KALIKIMAKA [留学生日記]

[るんるん] Mele Kalikimaka is a Hawaiian way to say "Merry Christmas" to you[るんるん]

歌のとおり、ハワイ語でメリークリスマスとなります。
あのアラモアナショッピングセンターに巨大サンタが登場し、ラジオのFMからは
ハワイアンと共にクリスマスソングが流れてくる常夏のクリスマス。

三学期はこのクリスマス休暇を(確か一週間くらいだった)挟んで進行して行きます。
町中の至る所にクリスマスデコレーションが施され、何とも奇妙な雰囲気の中
ハワイのクリスマス商戦が盛り上がりを見せてくるわけですが、私たち日本人にとって
どうしても複雑な心境にならざるを得ない、あの日がやってきます。

12月7日(ハワイ時間)

パールハーバー.jpg

70年前のこの日、内容にこそ違いはあれど、同じようにハワイの人たちはみな
クリスマス休暇に向けて様々な思いで、静かな南国の朝を迎えようとしていたのでしょう。

パールハーバーや関係各所では様々な式典が執り行われていた中、この日のハワイは
勿論、いつもと変わりなく私たちを迎えてくれました。
正直、おかげでなぜか内心すごくホッとしたように記憶しています。

サンクスギビングの夕げはターキーで厳かに、クリスマスはチキンで賑やかに
イブの夜はパーティーでドンチャン騒ぎというのがアメリカの定番でしょうか。
私はアメリカ人の友人宅で彼の家族と共に、初めての本物クリスマスを味わうことに。
丸ごとチキンに詰め物をしたメインディッシュ。
商店街のなぜか骨のところにリボンが付いたしか知らなかった私には
鳥の丸焼きはセンセーショナルそのもの。
おかわりは勿論のこと、デザートのどでかいアップルパイも楽勝に平らげ満足満足。

食後のアメリカンコーヒを一家と共にいただきながら、しばしのご歓談となり
本日のシェフである友人のママからの質問を受けることに。

「あなたはこれからこっちの大学へ行くんでしょう?」

一瞬、言葉に詰まりながらも、まだ進路ははっきりと決めていない旨を伝えるのが
精一杯の自分でした。
とりあえず一年はしっかり英語を勉強してみてから...
なんて程度で日本を出てきてしまったのですが、このまま戻って予備校へ行って
それから大学受験なんて図式は毛頭考えてもみなかったし
どこかへ就職するにしてもこんな中途半端のへたくそ英語じゃあ武器にもならん。
この日を境に、未成年最後の年を悩める青年として送ることになりました。

そう悩み出した途端に メレ カリキマカ どころじゃあなくなり、来る新しい年をも
モヤモヤした気分で迎えることに。


ちなみにハワイ語で Happy New Year を Hau' oli Makahiki Hou といいます。

この学期が終わったら一度日本へ戻って、両親と今後の事をきちんと相談すべきだ。
いやしかし、その前に自分の結論をしっかりと出しておかなければ話にならない。
やっぱり一度日本を出てきた限り、ここアメリカでしっかりと大学を卒業して、英語力と
将来食べていくための専門知識を身に着け、そして故郷へ錦を飾るのが本望だと。

日本の友人達なんかは、きっと私がそうすると思って送り出してくれたに違いない。
ここでもし中途半端に、新年明けて帰国でもしようものなら、奴らはきっとこう言うであろう。

「ほ~れ、ま・く・ひ・き・か?」

 


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