健康管理のお話 [食の抽斗]
一昔前、巷ではバナナ・ダイエットなるものが一時流行したことがありました。
あまりの人気でスーパーや八百屋さんの店頭から、暫くの間バナナが消えてしまった事さえも
ありました。バナナの代替え商品としてキウィ―を推奨する先生も登場したりと、一大ダイエット
ブームみたいな時期があったこと、皆さんは覚えているでしょうか。
かく言う私も2年前の梅雨時に、ネットのとある
ページでこのキウィ―ダイエットに成功したあるメタボ
オジサンの記事を目にし、当時１０㎏程オーバー
ウエイトだったこともあり、いっちょやってみるかという
ノリで始めてみることにしたのです。一人では
いささか寂しいこともあり、家内を巻き込んで二人
三脚でのチャレンジです。
毎朝、キーウィ―を大なら１個小なら２個と硬水コップ
一杯という朝食を開始したのです。お昼は前号にも
書きましたが、普通にローテーションで食べ、夕食も
ごく普通に年齢相応の分量を口にします。
ただ、夕食で一般の人と唯一違うことは、主食のご飯をはじめ炭水化物は原則摂りません。
半年ほど経過した時、体重が５㎏以上落ちて効果の程を自覚するようになりましたが、何よりの
副産物は、腰に付いたお肉がほぼどこかへ行ってしまったことでした。この腰回りのお肉というのは
落とすのが非常に難しいと思われていたのですが、食べ物だけでこうも簡単に落ちてくれるとは
夢にも思いませんでした。
開始から２年が経ち、ただいまのところ体重は１１㎏減、ウェストはベルトの穴３つ分減、相対的な
服のサイズがワンサイズダウンと言う結果となっています。さずがにキウィ―ばかりですと飽きが
来てしまいますので、バナナにすることもあったり、旅行する時は朝食ブッフェも食べます。
家内の方はと言いますと、目標には到達したらしく、毎日体重計との睨めっこに励んでいます。
元々健康維持とシェイプアップが目的で１５年前からジム通いを始め、一時ベンチプレスなどと過激な
ものへも取り組んだことがありましたが、上腕筋および大胸筋が予想以上に発達してしまいおまけに
肩の古傷も痛み出したこともあり、現在はライトウェイトトレーニングとランニングと言うメニューに
チェンジして引き続きなんとか継続出来ています。
良く通えて月に３回くらいと、標準以下の参加頻度ではありますが、食べ過ぎ・飲み過ぎの調整には
これでも十分間に合っています。特に飲み過ぎの場合、走って汗かき、サウナで汗かきのダブルで
身体から余分な水分を放出させてしまいます。終わった後の水分補給を入れても体重マイナス効果
ですので、自分ではこの方法、なかなか気に入っています。
結論を言ってしまえば夜、食べることを控えると簡単に体重は減ってくれますが、ストレスは逆に
アップしてしまいます。それに食べる事だけでダイエットに挑戦するというのはそれこそ、あまり
健康的ではありません。やはり運動（特に有酸素運動）を取り入れたほうが、体重が落ちた体を
再び引き締めるという効果もありますし、筋量が増えると基礎代謝量も増えますので、一日の摂取
カロリーの幅を広げることができます。つまり、食べてもよい量の限界点が上がるので、諦めるという
行為が少なくなって行くということです。
勿論偏った食物摂取はNGですから、あくまでもバランスが大切です。
犠牲にしなければならないメニューが意外と少なく、そんなに無理をしている感じも受けない私達
なりのこの方法は、ストレスフリーでもあるわけですが、ただ一つ、大変だと言えば『続ける』という
ことですか。
継続は力（金）なり
この言葉を肝に銘じながらさて、あと何年続けられますことやら．．．．．．。
目標は二十歳の時の体重です。あと、１．５㎏減！！
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