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空間テリトリーの主張 [多事の抽斗]

  昨日のTV・Webニュースや今朝の新聞では、こぞって格安航空就航を取り上げてました。
記者の搭乗体験記まで飛び出したりで、満員御礼の初フライト機内はごった返したようですね。
目玉の(?)機内販売もうまくは行かなかったようで。肝心の評価は分かれたみたいですが、本当
の姿が観れるのはこれから。真の評価が出るまでもう暫く待ちたいです。

その評価の中に『座席が狭かった』と言う文言がありましたが、当初からある程度予想されたこと
でしたが、写真を見る限り前の席とのピッチはかなりきついものがありそうです。しかし、満員電車
に慣れ親しんでる日本人にとって、これしきの事我慢できずにどうすんの?と、言わんばかりにマ
スコミはこの件に関し、あまり突っ込んではいなかったみたいです。

さて、お国は違ってアメリカの話なんですが、アメリカに格安航空が登場したのは日本よりずっと
前のお話。生まれては消えの繰り返しで、現在どのくらいの数が現存しているのかわかりません。
最初にこの格安航空が登場して機内の様子が昨日みたいに紹介された時、正直私は『これ、この
国じゃあ絶対無理でしょう』と思いました。

古い話になりますが、大学の一般教養で受けた心理学の授業で、アメリカ人が公共の場において
自分の周りの空間スペースに対し、いったいどのくらいの範囲を『侵害されたくないテリトリー』だと、
自己主張するのか?という話です。

エレベーターの中で腕組みをするアメリカ人

この腕組みこそがその自己主張であって、『私のテリトリーに侵入してくるなよ』という警告をやん
わりと自分の周りや新たに乗って来た人間に発しているというもの。この警告がどのくらいの範囲
を意味しているのかは個人差があるそうで、反対に何も気にしてないよとばかりに、腕組みすらし
ないアメリカ人だっているのも事実です。それにも増してメルティングポット(人種のるつぼ)のお国
ですから基の『血』によってもこの個人差が出る筈ですね。

そんなアメリカで座席の狭い格安航空なんて流行りっこないと思っても不思議ではないですよね。
しかし実際はと言うと、サウスウエストエアラインのような成功事例がある訳ですから、いったいこ
の国の人はどうなってるんだい?と、これまた素朴な疑問。

『安いからこれしきの事、我慢できないでどうする!』と、一端コミットしてしまったアメリカ人は以降
空間テリトリーを主張しなくなるのか?これはあくまでも仮説でありますから、実際にアメリカの格
安航空に搭乗してみないと実証は出来ません。が、アメリカで結構エコノミー席移動をした経験か
ら申し挙げると、以外にも腕組みして苦虫噛み潰したような顔で、座席に座っている乗客はいなか
ったように思えます。ただ、若干普通のエコノミー席の方が幅広なので、それも影響してるのかも
知れません。

ニューヨークからロスアンゼルスまで格安航空で飛ぶのは非常に厳しいでしょうが、日本国内の
話になれば、この狭さも我慢の限度内なんでしょう。

何処の国であろうと、公共の場において自分の周りの人が腕組みをしていたなら、適度な距離を
保つ事を心掛けましょう。そして勿論、逆にあまりにも自分に近づき過ぎる人間がいたなら、最大
限の注意を払いましょう。

では、最近彼氏や彼女、妻や夫が腕組みするようになったのはどう言うことかって?

これは正直、奥が深すぎるので滅多な事は語れません。 ごめんなさい。


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