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機内食の変遷 [食の抽斗]

   飛行機の旅の楽しみに機内食を外すことは私には考えられません。
特にロングフライトともなると最低2回、昔の南回りヨーロッパなんかだと3回も出てきて、足だけ
じゃあなく体までむくれて(?)しまってました。

そんな機内食の内容も時代と共にその様相を変えていきます。ことJALだけを例にとっても2年
前の会社更生法申請以来かなりスリム化されたような気がします。特に韓国や中国線のような
短距離はすっかり『ランチボックス』と形を変えてしまいました。

そんなJALですが出発前のラウンジにはちょっとした名物があったんですよ。私なりの表現で
言うとズバリ、『ルーよりも肉のほうが断然多い旨いカレー』です。専用のスクープで底からカレー
をすくい出すと、スクープはたちまち肉の塊だらけとなるのです。搭乗後直ぐに食事が出るのが
分かっていてもついつい手が出てしまったあのカレー。現在ではその姿を普通のお店のものへ
と変えて引き続き成田のラウンジに寂しくしていると思います。


さらにJALのヨーロッパやアメリカ東海岸線の機内食を例にとってみると、最初の機内食は
普通にサーブされるのですが、二度目は予めセットされたものではなく、あくまでも乗客がリスト
から好みのメニューをチョイスするというものに変わりました。クラスによってメニューの内容には
違いがあり、もちろん上へ行くほど『えっ、こんなもんまであるんですが?』と言うくらいバラエティ
ーに富んでいます。

前回話題にした『吉牛』もこのアラカルトメニューへ新登場したもらしいです。確かあのカレーも
健在だと記憶してますし、PBのカップうどんなんかもあって、2回目を無理せずしかも好みの物
を食べるというスタイルにしたのは、リストラ効果の副産物ではないのではと考えます。

どこそこのホテルとのコラボとか、誰それの有名シェフ監修とか各社こぞってこの機内食に付加
価値を付けて売りにしようと躍起になっている昨今ですが、サービスの充実はどこも永遠のテー
マとなっています。しかし、これを楽観的に捕らえると、格安航空の登場で今まで差別化しにくか
ったサービスが以外にもし易くなって、益々その内容の充実化演出が図れるようになるような気
がするのは私だけでしょうか?


この世から自分の存在がなくなる前の、しかも20時間位飛行機の中にいてもまだ大丈夫な内に
五大陸完全征服を目論んでいます。残るはアフリカと南米大陸、どちらもロングフライトに違いあ
りませんので今からこの機内食の楽しみ方から研究をはじめ、行き先をあれやこれやと頭の中
で思い巡らせた勝手なシュミレーションをして、一人白昼妄想を楽しんでいる次第です。

政情が安定したらまず行ってみたいのが北アフリカはモロッコのカサブランカ。
観光はもちろんですが、私には一つ目的があります。ホテルのラウンジかなんかでもしもOKして
貰えたら、ピアノ伴奏であの名曲『カサブランカ』を日英両語のオリジナルミックスバージョンを歌
ってみたいのです。えっ、?日の部分は何だって?

  勿論、Hiromi Go バージョンですよっ!!


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