あちゃっ！

　　悪巧みはやはりしない方がいいみたいです。

昨日、横浜そごう８F催事場で開かれている、『究極の鉄道模型展』をこっそり見学してやろうと、
近場にわざわざ仕事をつくり、帰りがけに覗いて来る手筈をしていたのですが、このアポがあっさりと
順延になって計画はオジャン。４月２日までやってますがどうやら覗けそうにありません。

ところでこの催し物、正直私は知らなかったのですが、マニアの間では恐らく『神』と崇められている
であろう原信太郎と言う方が収集した、8000点にも及ぶ鉄道模型コレクションから、250点ばかりを
抜粋して展示し、尚且つ全長55メートルにも及ぶ１番ゲージというサイズのジオラマが会場に設置
されています。

これもマニアなら既にチェック済みかとは思いますが、この夏みなとみらいに竣工する三井不動産の
ビルに『原鉄道模型博物館』が出来るので、その開館記念と鉄道開通１４０周年記念を合わせた催し
なんだそうです。

前号ではプラモデルに触れましたが、実は何を隠そう、こっそりと鉄道模型も楽しんでいたのです。
と言っても勿論、非常に高額な趣味となりますので、今静かなブームとなっている家庭で楽しむプラ
レール程度のスケールのHOゲージで遊んでいました。

この作戦失敗の裏に実は伏線が既にありまして、それと言うのは以前にも触れた『ランチタイム』の
件です。

激戦区であるオフィス街のランチ争奪に挑むため、独自のローテーションを組んでプロ野球の先発
投手のように起用していることは既報済みです。

このところ年度末ということもあって、このローテーションが少々乱れておりまして、昨日は二週間程
ご無沙汰しまっているお店の『小海老のトマトソース・パスタ』がどうしても食べたくなり、念のため
１２時少し前にオフィスを出て、いそいそと席の確保へと向かったのでした。

そのお店が入るビルが垣間見えるコーナーへと差し掛かった時、ビルの前に見覚えのある人物が
キョロキョロ辺りを見渡しながら突っ立っていました。
この吾人、先週末既に登板しているお店の店主でした。

私が目指すお店は同じビルにあったため、自分の不運を恨まないわけには行きません。つまり
後攻めの試合で、先発させた投手がトップバッターにいきなり危険球を投げ、退場させられたチーム
の監督・コーチの気分です。

それでも近づきながら必死の作り笑顔で白々しく一言、

　　　　　何やってンの？　と顔の引きつった私

　　　　　いや～、今日は暇で暇で・・・・・・。　とホントに困り顔の店主

後は捉えられた宇宙人の如き私と、目的とは反対のフロアへと当然だよな顔をしていざなう店主が
二人しか先客のいない店内へと入って行くのでした。

タグ：鉄道模型 原鉄道模型博物館 原信太郎 HOゲージ