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我が家にLPが帰って来た! [音の抽斗]

  30年も前なら、ターンテーブルにレコードを載せて・・・なんて当たり前の情景だったのに、
いつしかCDプレーヤーやMDプレイヤーと言うもんが登場してすっかり姿を消し、そして今では
ご存じのとおり大変コンパクトなマシンが老若男女のハートを掴み、いつでもどこでも自分の好き
な『音』が聞ける時代となりました。

部屋の中は箱モノが無くなってかなりスッキリとはしたものの、いくら高性能のヘッドホンをもって
しても、解放された空間に置かれた自分の耳で聴く音楽はやはりなんとも
いいものなのです。

昨日、うちの奥さんがその昔、私が買い溜めたLPレコード4~50枚くらいをエッさと実家から車で
持って帰って来ました。そんなに多くはないコレクションだったのですが、今の家へ引っ越した
当時既にCDの時代だったようです。ただこのレコードを捨てるのは嫌だと私がダダをこねたもの
ですから家内の実家の大きな納戸で預かって貰う事になったのでした。

今回その納戸の整理を手伝っていて思わぬ発見となったそうで、『大事に持って帰って来て』と
頼んで、なんと二十数年振りのご帰還と相成ったのでした。

実は遡ること去年の年末、それまでキープしてあったカセットテープのコレクションを、プレイヤー
もなくなったことだしと、泣く泣く処分したんです。アメリカ留学中に大変世話になったテープで、
しかもその音源の殆どが既に手元に残っていなかったので、ほんとうに断腸の思いでした(CD
へ落としとけばなんの問題もなかった!?)。

まだ全部をチェックしたわけではないのですが、なんとその音源がこのレコードのようなのです。
アメリカで買ったLPと日本でのものとが混在してるんで、両方で録音して持ち歩いていたんです
ね。

     捨てる神あれば、拾う神あり。

ちょっと意味が違うかもしれませんが、デジタルのこのご時世にまたあの若かりし頃のアナログ
サウンドが聴けると分ると、一日でも早くターンテーブルを買いに走りたい逸る気を押さえるのが
大変です。もう少しの辛抱です。

真っ黒な埃を被ったLPジャケット一枚一枚を丁寧に拭いてやりながら、新たに空けて貰った専用
スペースへと仕舞っていく楽しみが出来ましたが、いかんせん一枚やる度にそれにまつわる想い
出が甦って来て、一人興奮するものですからなかなか先へは進みません。
ターンテーブルが来るまで間をつなげという事なのでしょうね。

      


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