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村上春樹氏へ名誉博士号授与 [多事の抽斗]

  我が母校が先の12日のコメンスメント(卒業・終了式)において、かの人気作家である
村上春樹氏へ名誉博士号を授与しました。(5月14日朝日新聞夕刊記事より)

村上さんの作品が40以上の言語に翻訳され、ポストモダン文学に世界的な貢献をしている
ことや、英語の文学作品を数多く日本語訳していることを評価したのが理由だそうです。
そう言えばあの1Q84の三作や遡って映画化もされたノルウェイの森などの代表作は、多くの
国で読まれてるとは聞いていましたが、よりにもよって、我が母校が絡むとはさすが東西文化
の研究と交流に力を入れている大学だけあって、興味深いアクションであることは確かです。


思い起こせば遥か29年前の今頃、5月の本卒業式はいつも第二土曜日に行われ、この私も
黒のマントとスクエアにタッセルの付いた例の黒いハットを被り、プルメリアの香りが漂うちょっと
暑めの空気の中、長くも短くもあった留学生活の集大成でもあるこの瞬間を、走馬灯のように
頭の中を駆け巡る様々なシーンをフラッシュバックさせながら、噛み締めていました。

その当時の様子を二人の友人が貸し与えた8ミリカメラで、式の様子はもちろんのこと、
キャンパス中を撮影して回ってくれ、今ではDVDへとダビングして大切な想い出として保管
されています(本当はこんなもんまで撮っとるんかいと、突っ込みたくなるような場面が多々
ありますが...。)。


ところであの1Q84ですが、読まれた方も大勢いらっしゃると察しますが、私にとってもう一つ
のキャスティング困難作品でありました。

天吾と青豆、そして謎の少女深エリちゃん。どれをとっても思い当たる役者が居ません。
がしかし、謎の老婆は岸田今日子さんあたりだと、思っていましたがいかがでしょうか?

何はともあれ、懐かしい想い出が甦った今宵でした。

     


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