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クールビズと老け防止策 [衣の抽斗]

  元気印の象徴として、よくクローズアップされるのがお年寄りの原宿、巣鴨のとげぬき地蔵。
確かにインタビューを受けるお年寄りの元気な事と言ったら、申し分ありません。

が、しかし、元気なだけではやっぱりただのお年寄り。お寺の境内に集まる鳩を連想させる
とまで言わしめた日本版お年寄りファッション。鳩と言われてもいた仕方がないあの配色は
いつの頃からか、お年寄りのユニフォームカラーとなってしまったのでした。

服装と顔つきは時として、その人物を年齢以上に老けさせてしまいます。恐ろしい事に。
服装の色と顔の表情にまったく変化がなくなった時、人はグッと老け込んでしまいます。
悲しい事に。

五月も半ばを過ぎ通勤風景から察するところ、クールビズもいよいよ本番へ突入という感じです。
昨年のスーパークールビズに比べ、多少何かと余裕の持てる今季のトレンドは、サマースーツや
ジャケットにタイと言う、暑くてもちょっとキメてみると言う風な動向らしいと日経新聞には紹介
されています。
さて、今年のオジサン達はどうしましょうか?

普段のスーツ姿からネクタイを外しただけならまだしも、ジャケットすら羽織らないとなるともう
これは徹夜残業明けの寂しい勤め人でしかありません。特にシャツが無地の白系だと特にです。
最近ようやくボタンやステッチにアクセントが入ったシャツを着用するオジサンが増えて来ましたが
それでもズボンがスーツのだとやっぱりどこかおかしい感じがします。
ここはやはり、スラックスを別注するべきでしょう。

     どこがどう違うんだい!!

お叱りを受けそうですが、ショップへ一度足を運んで現物を試着すると、その違いは判ります。
スーツはバラして着ない方が賢明です。なぜなら、今度スーツとして着る時、はっきりとズボンの
方が遥かにヘタッているからです。お尻や膝、膝の後ろなどヘタる箇所はいっぱいです。

では取り敢えずどうすればよいのでしょう?

とにかく面倒臭がらず自分の足で百貨店へ出かけてみましょう。頼みもしないのにあちこちで
こんなんどうですか?、あんなんどうですか? と、『流行・ハヤリ』を提案してくれます。
そこで、『へ~、こういう着方(コーディネイトと言えれば尚よし)もあるんかい、と目から鱗なら
もう既にオジサンは一歩リードで、さらに実際着用に漕ぎ着ければ、その日からオジサンは
one of them から浮き出て来れるのです。

そしてこれと機を同じくして、他のオジサン達のファッションチェックをやり始め、ダメ出し出来る
ようになればもう怖いもの無しです。他人様のを気に掛けるという事は、自分も観られてると
意識し始めるという事なの
です。

そうです。見られてナンボの世界がファッションなんです。

服だけではありませんよ。鏡や車窓に映った自分の顔、怖くはないですか?
ただでさえ重力の法則で眼瞼が垂れ下がり、ほうれい線の深度が上がるだけでも充分怖い顔に
なれるのに、疲れやストレスを上塗れば誰も近寄らなくなること必至です。

歳に逆らって人工的や不自然な若返りは奨励出来たもんじゃありませんが、逆にあまり
スタンダード(標準)過ぎるのも良くはありませんので、ここはひとつ子供だけではなく、自分の
標準偏差値も上げる努力はして行きたいものです。


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