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妄想と誘惑の間で [旅の抽斗]

  夏休み中の国内・海外旅行の予約が好調らしいです。
安・近・短とかそういうのではなく、まんべんなく何処も好調だとか。
国内では避暑地である北海道や長野県の人気が特に高いそうです。 

では、我が家にカメラをパンさせると、家内も私とは別に職をもっていて、
これまで最低年2回、ガス抜きに要パスポートの旅をしてきました。
巷で言うバッチリ繁忙期の旅なのでかなり割高にはなってしまうのですが、
少なくとも仕事からは完璧に解放されるので、背に腹は代えられない
というところでしょうか。

今年は父親のこともありますので、ゴールデンウィークは勿論の事、この
お盆休みや年末年始の予定もほぼ真っ白のままです。

ところで、私には
サラリーマンをやりながらした珍しい人間が友人に
います。そうです、出家してお坊さんになったんですよ!
まあもともと、実家がお寺なんで関係なくはないんですが、それにしても
サラリーマンが有給取ってこんな事出来るとは、全く思いも寄らなかったです。
証拠写真は写メで観ましたので間違いはなさそうです。

以上、久し振りに仲間が集まって一杯やった時の事でしたが、私の旅行の
事は年賀状で皆もよく知っているので、今年の予定は?
などと聞かれた際、
喪に服してるんで行かない旨を伝えました。そうするとすかさず隣に居た
このナンチャッて坊さんがこう言うのでした。

師曰く(一応位も高いと言うので敬意をはらって)、故人のためには我慢する
より楽しんだ方が良い。そうすることで故人も喜ぶのだと。天国からいつも
家族の幸せを願い見詰めてるのだから、いつもと変わらず元気に過ごした
方がいいんだというニュアンスの説教を垂れるものですから、おっ、そうなんや?
と、こっちもつい合掌してその気にさせられそうになります。

『喪に服す』、この言葉の意味を今一度根底から考えてみることにします。

そう言えば1月に近場の台湾へは行きましたが、一週間を超える日程での
長距離はかなりご無沙汰しています。どおりでマイルが積み上がって行く
はずで、使わないことと、度々の大阪との往復がこれほど寄与するとは思いも
寄らな
かったです。
余談ですが、カード使用でのマイルアップはやはり航空券の購入が一番ですね。
ちなみに私のJALカードの場合、2倍になります。それとステータスのボーナス
マイル付与は侮れません。

今晩の便で大阪へ移動しますので、この記事がアップされる頃は未だ旅の
途中でしょう。連休中の滞在となりますので、一日は久し振りに大阪の街を
ぶらついてみようと、コンデジもしっかり鞄の中に入りました。

明日の納骨の際は墓前で父親に保有マイル数を報告してきましょう。
きっと、『おぉぉ、そんなあるんかい。俺も一緒に連れてけャ』って言うんで
しょうかね?

既に誘惑の守は私に降臨したみたいです。

なお、皆様への訪問とコメント&返答は、戻ってからとなりますのでご了承ください。

 


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tommy88

結局そういうことだったのですね。
私の場合は重しになっていた存在の父が1月に亡くなり、拍子抜けした途端、いったい何だったんだと考えさせられ、断捨離を断行する流れに乗り、見えるものが見やすくなり、さらに良い流れを生み出すための生活が発生し、それこそ「自分は自分でしかない」ということ。言い方を変えるなら、喪に服すことでしか演じられない人は演じていればよく、自分には残された大切なものがあり、それを堪能することが重要なのだと考えています。

九州の集中豪雨で多くの方が亡くなっています。その中の一人は、裏山の崖崩れでも家族全員が助かっていながら、75歳の爺っちゃまだけが亡くなった。その理由は、「仏壇の灯りが」と、消しに戻った。それで崖崩れに巻き込まれて泥に飲まれて死んでしまった。霊界との窓口である仏壇と命とどちらが大事か、答えは明白。現世利益。

だから私は、父がその性癖ゆえになしえなかった、「家族や親族との幸せな時間」をたっぷり堪能することにしましたし、しかし、贅沢はせず体からも無駄な体脂肪は排除し、断捨離に勤めることにしたのでした。私は、犠牲の上に成り立つ善行は、ある意味で自己満足であったり、時に悪意へと変身するので、実は良くないものだと思うようになっています。

ゆえに、般若心経、南無阿弥陀仏。良い旅をと、師が宣う。
by tommy88 (2012-07-14 06:34) 

だいず

そのお友達のお坊様がおっしゃってるとおり、
この世で、笑顔で幸せに生活するのが
あの世に行った者への一番の供養だと
聞いたことがあります…よ?
私がそのマイル使ってさしあげたいのですが、
そうもいかなし・・・(@@)
社っ長ょぉ〜 さんのお心がひと段落ついたら
楽しんじゃってくださいね~(^^)/


by だいず (2012-07-14 21:37) 

Loby

サラリーマンで得度。
昔でいうなら”入道”ですね。
昔は入道になる(する?)ことはそれほど特別なことではなかったようです。
現在は、宗教は結婚式や葬式の時だけに顧みられるだけのような気がします。もっと宗教と近く生きれば、昨今見られるような”非人間的”な事件などが減少するのでは、と思ったりします。

それと、”喪に服す”の本当の意味について考えた方がいいのでは?
ちなみに、ご存知だとは思いますが、日本では四十九日法要などでお酒を飲むのは、亡くなった人の新しい旅立ちを祝う、という意味があるそうです。ちなみに、外国では法要ではお酒を飲む習慣はないようです。


by Loby (2012-07-15 01:43) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88さん

おっと、ここの返信忘れてました!

先生もお父上を亡くされてたんですね。
事情はともかくとして、身内が居なくなると言う事は色んな
変化をもたらすものだと、今回つくづく感じました。

自分の手で父親の遺骨を墓の中へ入れたあげたのですが、
こんなに暗くて狭い処で大丈夫かと、一瞬思ってしまいました。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2012-07-18 22:20) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

だいずさん

先生に同じです。

別に自分が旅行したいからどうのこうのと言うわけではなく、
やはり気分的にそう言うノリにはなれないもんです。
ちょっとおチャラケ過ぎた記事だったようで、評価の程も
かなりイマイチでした。メール同様、一方通行の文字コミュニは
難しいとつくづく実感です。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2012-07-18 22:29) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

Lobyさん

返信遅くなりました。

あなたの宗教はと聞かれて、特に有りませんと答えるのが
日本人留学生でした。外国人には信じがたい事のようで、
本当に無いのかと念押しされるほどでした。
信じるものは救われるのでしょうが、やはり信じるものは神や仏
以前に、同じ人間であってほしいと思っているからなのでしょうかね。

最近、「ふしぎなキリスト教」というベストセラーを興味深く読みました。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2012-07-18 22:44) 

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