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自分のことは自分で [多事の抽斗]

  3月下旬がやけに暖かかったせいで、4月の朝晩のちょっとした冷え込みが凄く寒く感じ
られてしまいます。それに、桜の始めと終わりが早すぎて、なんだか間の抜けた4月になって
しまいました。

そんな変てこな気候でも、やっぱりもう冬物とはオサラバしなければと、本日は冬物の整理を
しました。本当は未だブルッと来るから仕舞いたくない物があるのですが、ここはやせ我慢を
決め込んで一挙にシーズンチェンジです。

服と靴をはじめ自分が普段着用・使用するものの管理は全て自分でやっています。当然と
言えばそうですし、私の年齢にしてみればそうでないとも言えるかもしれませんが、学生時代
からの流れで今も続いているだけです。

ところで我が家の外食頻度はかなり低いです。昼食はもちろん外食となりますから夕食は極力
家内の手料理を楽しむ事になります。旅行や付き合い、そして休養の軽井沢以外は殆んど外で
食べることはありません。

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そんな数少ない外食の中でも、私は勿論のこと家内が据え膳で楽しんでいるのが横浜中華街と
ここ軽井沢のフレンチです。

この地のフレンチレストランは殆んどがオーナーシェフとその奥さんの二人三脚で運営されて
いるといっても過言ではありません。ですからメニューは必然的に2~3択のプリ・フィックスと
なって、アラカルトを特に好むグルメには不向きな処です。全国区ではある一大リゾート地での
フードビジネスはなかなかタフなものでもあるわけです。まさに『凌ぎを削る』とはこのことなのかも
知れません。

そんな激戦区の地に於いて、私達が隠れ家の如く、そしてまた、おもてなしのホスピタリティーに
浸る事ができるのが、以前にもご紹介したレストラン・トエダです。

観光スポットからは少々外れたローカルエリアにひっそりと佇む、家庭料理のお店と言ったら
失礼かも知れませんが、少なくとも私達はその感覚で毎回お邪魔しているつもりです。

全号記事中のテーブルの写真は着席した段階でのワンシーンです。基本コースは6,500円と
8,500円だけで、前菜、魚及びお肉料理に追加料金を含めた3種類の選択肢があり、この
3種類の選択肢はデザートにも展開していきます。


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値段の割にはセッティングのシルヴァーの数が多い、といってはこれもお店には失礼ではあり
ますが、最後のショットがコースの前菜となります。店内でフラッシュは焚くまいと6年選手の
コンデジで頑張ってみた結果です。

プレ・アミューズはお得意の酒枡に小豆の特設器に乗っかってやってきます。本当のビックリ
ディッシュはその次に。この夜は雲丹のジュレ仕立と鮑でした。そして、そのあとにチョイスした
前菜がサーブされます。もちろん我々の好物の特性『サイコロ・ブレッド』もです。


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いつになくコンデジを構える私にギャルソンの奥さんはきっと、違和感を感じた事でしょう。
たまには私も料理を撮るんだということ、分かってちょうだい。

このあとにスープが来て、そして魚、肉へと繋がって行くわけですが、いつも家内が言っている
『2人で食べに行っても勘定は三人前』と言わしめたほどですから、魚へ移る頃にはもうほろ酔い
加減となっていて、飲み食いの方へと我が神経は集中していきます。よって以後のショットは割愛
させていただきましたので悪しからずです。


この夜、料理もワインも堪能したのは言うまでもありませんが、珍しく最近凝り始めてるフレンチ
食後酒の『マレー』までいただいて気分は最高潮でありました。

家内の運転で家まで戻りパジャマに着替えるわけですが、普段どんなに酔っ払って帰って来ても
戸締りと服はキチンと自分で片付けて床につく私、日頃の鍛錬の賜物です。

     自分のことは自分で、です。


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コメント 10

あるいる


自分のことは自分で。
僕もそうなふうに育てられたようです。
参観日には来ない、進路相談も先生と僕と二人だけ。
学校に来たのは、小学校の入学式の日だけ。
勉強しろと言われたことは一度もないけれど、掃除・炊事家事全般はいつのまにか身についていました。
不思議な親とそれが普通だと思っていたヘンな息子です。


by あるいる (2013-04-15 04:26) 

pandan

おいしい料理〜いいですね。
by pandan (2013-04-15 05:05) 

cafelamama

食後酒のマレーというのは、マールのことでしょうか。
あるレストランで、十分に食事を堪能した後、
100年物のカルヴァドスを薦められ、気を許してしまいました。
それは実に見事なカルヴァドスでした。
ところが、勘定書きを見て、いっぺんに酔いがさめました。
フロマージュやグランディセールも注文していたので、
勘定はある程度覚悟していました。
カルヴァドス2杯の料金は、2人分の料理代とワイン代を合わせた額と
同じでした。
以後、ヴィンテージで薦められる食後酒には、注意するようになりました。
by cafelamama (2013-04-15 08:21) 

ma2ma2

マレーってブランデーみたいな感じでしたか?
そんな感じだとマールだと思います。
ワイン用に絞ったあとの葡萄を使って作るのですが、度数もあって結構酔っ払えます。
by ma2ma2 (2013-04-15 17:40) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

そうですね、少なくとも父親が学校行事に参加すると言う光景は
私にもありませんでした。そう言えば親に勉強しろと言われた事も
なかったですね。
気が付いたら自分で出来る事が自然と増えていたと言う感じです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-04-15 22:40) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

pandan さん

その時に包まれている空気も美味しいほうが効果絶大です。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-04-15 22:42) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

cafelamama さん

X マレー 〇マール  でしたね。
聞き覚えに頼って検証しませんでした。
カルヴァトスとはその地で作られたものしか名乗れない一品らしいですが、
それなら目玉飛び出るくらい高価なのも無理はないのですね?
私のマールは一杯800円でした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-04-15 22:48) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

そのとおりです。マールです。
どちらかと言うとコニャックをドライに仕立てた、と言うのが初体験の
感想です。蒸留酒だけあってクーゥときますね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-04-15 22:52) 

だいず

隠れ家的軽井沢フレンチ、落ち着いてお食事楽しめそうですね♪
それにしても社っ長ょぉ∼さんはいつも運転を気にせず飲めて羨ましぃ~。
我が家は夫と毎回仁義なき戦いがくりひろげられます@@
by だいず (2013-04-16 19:53) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

だいず さん

都会のとは全く違ってこじんまりとしてアットホームな店が多いです。
故に隠れ家みたいに思えてきます。
結婚当初からこの流れでやってきてますから、その仁義無き戦い
とやらを一度観戦?してみたい気もしますが、仮に勝負に勝ったとしても
なんだか後ろめたさが残って酒も美味しくないのでは...
飲む時は面倒でも車はまず除外ですよね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2013-04-16 22:22) 

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