福・福・福岡 [旅の抽斗]
柳川から夕刻天神へと戻った私たちは
バス停にてフゥ~という距離の処理方法について協議します
ちょうど停車したバスのボディに掲示された料金はなんと初乗り100円
乗ってみたいという衝動は満員の車内がすぐにかき消してくれました
立っている大通りをまっすぐ行けばホテルの傍まで行けると確認して
この夜の食事処散策を兼ねてぶらり天神・中州と決め込みます
それにしても数え切れないほどの店がひしめき合う博多は
おそらく大阪・天神橋筋5丁目よりも激戦区なのでしょう
歩が進むにつれ何を食べたらいいのか訳が分からなくなってきます
そこで一寸顔を上げてみるとホテルがもうすぐそこに迫り
その手前には開店準備中の名物屋台群も出現して
疲れた頭は再び臨戦態勢へと突入していきます
部屋へ戻りラウンジのハッピーアワーで詰めの打ち合わせの後
博多最後の晩餐に選んだのはやっぱり新鮮な魚たちでした
翌最終日の帰り便は夕方でしたから
空港が間近な博多は最後の最後まで楽しむことができます
早起きしてまず向かったのはこれもお決まりの大濠公園
休日もあってか早くから駐車場が満車になり
皇居と見紛うほど大勢の市民ランナーたちが走るわ走る
走らない私たちも前日の長距離散策の付けが少々あって
池の半ばにかかるショートカットを使わせてもらい
公園を満喫したつもりになります
チェックアウトのため一旦ホテルへ戻りがら土産物を物色し
荷物を預けて向かったのはラーメン横丁
やっぱり〆はこれでしょうとばかり今回に限り豚骨に挑戦です
長浜はコッテリだということでここは久留米のマイルド風を選択
それにしても博多の皆さん、ラーメンがお好きなことビックリ
もつ鍋以外は全て征服したであろう博多グルメの達成感をよそに
もう少々出発まで残った時間をどうしましょうか?
妻が何やら思いつきスマホで調べたらホテルの近くと判明し
これが最後のアトラクション?とばかりに立ち寄ったのがこれ
巷で静かなブームとなっている!?大阪からやってきたフクロウ・カフェ
ソフトドリンクまたはビールがついてお一人一時間1,500~1,700円で
店内にたむろする猛禽類フクロウちゃんたちと触れ合うひと時です
博多くんだりまで来て何やってまんねんと突っ込み入りそうですが
博多行きを決めた時私が漏らしたこの店のことを
以前からフクロウ狙いだった妻が思い出したというわけです
念願かなって大中小のフクロウを腕に乗せご満悦の妻と
270度の頭部可動域を持つ彼・彼女たちとのツーショット撮影は
カメラ目線を貰えるまでの根競べとなりました
福を運ぶ象徴としても扱われているフクロウで締めくくった福岡の旅
肌に合う土地がもう一つ増え再訪を誓いながら
出発間近の機上で余韻に浸る私の視界に見覚えのあるお顔が通り過ぎます
紛れもない長身のファーストレディー
この日はJ-Ladyとして一般乗客と化し東京へ戻られる場面に遭遇した
という件で福岡の旅は終了です
肌に合い舌にも合う土地がひとつ増え、ちょっと博多まで飯食いにとフラリと立ち寄れる場所が増えるのはいいことですよ。
さすがニッポンとここはカタカナ表記でまいりましょう。
天神橋筋1丁目のはずれのふくろう喫茶、今でもあるのでしょうか。
しばらく店の前を通っていないものですからわかりません。
もちろん、入ったことはないのですけれどね。
肉食の猛禽類はやはり怖いですし、鳥の臭いがいまひとつ苦手なものですから。
まったく関係ありませんがこのふくろう喫茶の斜め前に「おふくろパブ」とかがあったと記憶しているのですが、もちろん入ったコトはありません。
おふくろと酒を飲んでナニが楽しいのやら、です。
by あるいる (2016-10-18 03:43)
中州の屋台は、上がりのラーメンを食べる程度にしておくべき店でした。味も値段も、ずっと観光客を喜ばせる店が他に多々あります。ずらっと並ぶ屋台は風物詩として宣伝されていますが、厳選訪問すべきだと思います。アタリとハズレが確実にあり、ハズレの方が多かったように思います。函館の屋台は、まだまだ良心的だったように思います。
私も猛禽類は怖いのあるいるよ。山羊の何を考えているのか不明な目も怖いですが、フクロウの見透かしてくるその目と爪が怖いです。実際に、捕食する姿を見ているから怖くて泣きそうになります。しかし、博多と来ればフクロウが今はナウイんですね。福岡やし、福朗で締めなあきません、ということですね。Copy that.
by tommy88 (2016-10-18 07:13)
フクロウカフェに行ったのですね!
しかしマニアックなカフェに行かれましたね(^^)
by ma2ma2 (2016-10-18 09:21)
福岡の旅の〆はフクロウでしたか^^
福がいっぱいの素敵な旅でしたね。
最後の1枚の可愛らしいこと
私は触れ合ってみたいです。
昨年結婚した娘が、福岡在住なので
これから行く機会が増えるかもと、楽しみなのです。^^
by raomelon (2016-10-18 14:21)
あるいる さん
ちょっとそこまで飯喰いに感覚の旅は肩を張らなくてリラックスでき、計画
は当地で決定するといういい加減さが気に入ってます。こういう町が国内
のあちこちに出来れば、老後にも明るい日差しが差しそうなディスカバー
ジャパンです。
天神橋のふくろうカフェは南森町にあるお店ですね。博多はここの姉妹
店ですね。その傍のふくろうパブは大阪の乗りできっと夜行性のおばちゃ
んたちが登場してくるのでしょう。静岡出張でですし屋さんの言うなりで
紹介された何とかシスターズというスナックへいったら、なるほどお袋級
の姉妹がお相手してくれました。結局私がホストとなって楽しませたおか
げで安上がりでしたが。。。ふくろうにはよって縁があるのですよ。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-10-18 22:13)
tommy88 さん
商業・観光化されてしまったと聞き及んでいたので、屋台はすべてスルー
することにして、直感での店選びとしました。チェーン店でない限り博多
は天神橋同様あまり外れないだろうと言うのが第一印象です。函館はも
うなくなってしまいましたが、おばちゃんが一人で切り盛りしてたローカル
色満載のちっちゃな店が最高でした。
野生には絶対に戻れないふくろたちはこうして一日2時間の拘束で人間
たちに愛嬌を振舞います。遠慮気味に腕につかまるところなんかはどこ
か憎めません。博多ふくろうの歴史はまだまだ浅いのでしょうか、お客
はすべて地元の方々で、よそ者は物好きな私たち二人だけでした。
留守の心配がなければ真剣に飼ってみようかと思ったほど意外とファン
です。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-10-18 22:25)
ma2ma2 さん
ついに行ってしまいましたよ。最近あちこちに出現してるようで偶然にも
大阪の家の近くに本店がありました。妻はまた行ってみようかなんて
言ってますよ。ルールをきちんと守れば絶対に噛んだり突いたりしない
手乗りふくろうさんたちです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-10-18 22:31)
raomelon さん
ラーメンじゃなくてふくろうでした。
娘さんがいらっしゃるならなおさら福岡は身近な存在となりましたね。
博多でしたらあの川端商店街のキャナルシティーよりにありますから
機会があれば行ってみて下さい。あるいるさんにコメントしたとおり南
森町に本店が、そして京都に姉妹店があるようですよ。最後のカットの
ふくろうはひよこ位の大きさしかなく、大きなレンズを珍しがる愛嬌たっ
ぷりのお子でした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2016-10-18 22:37)