フィオレンティーナ

年々大きな荷物を持っての移動がきつくなっていく中

往復路の拠点となる場所のホテルを活動拠点とする旅の案を採用してから

必要最低限の荷造りで目的地へ電車移動する術を身につけました

トスカーナの中心でアモレータ、ナンジャーアレ、アカンターレ

シェフ直伝郷土料理教室スペシャル3泊4日パック

今回の旅のメインイベントがこれです

一昨年コモ湖で滞在したホテルと姉妹関係にあり

3月の終わりから10月の終わりまでという期間限定営業のホテルが

自慢のシェフ直々の料理教室を開くというので参加してきました

ミラノ中央駅からフレッチャ・ロッサで1時間40分

途中ボローニャ駅を経てフィレンツェの中心サンタマリア・ノッベーラで下車し

タクシーで町の中心を抜けアルノ川沿いに走ることおよそ20分

カンデリ(Candeli)という別荘地の一角に佇むちょっとクラシックなホテルに到着します

プライベートな空間の提供を自負するだけあって
敷地に入る際は鉄の扉自動ゲートを通って玄関車寄せにやって来ます

ベルボーイに促されまず立ち寄る年季の入ったフロント

遠いところ遥々よう来はったと熱烈歓迎を受けました

しばし歓談のなかで愚問とは分かりつつ料理教室の参加者数を聞いてみたところ
あなた方ご夫妻だけですよと、なぜかドヤ顔付きの返答です

おぉ、シェフのプライベートレッスンとはこれまた贅沢な、とやっぱり顔で返し

スケジュール変更の申し入れを快く受け入れて別棟にある部屋へとチェックイン

広さは異なれど全室スウィートのこのホテル
都会の喧騒から離れのんびりトスカーナの空気を満喫するには充分
驚くことなかれ宿泊客の99％はなんとアメリカ人だとか
残り1％のそのまた1％が日本人らしいです

デッキチェアに座ってその空気摂取に努めればいいものの
短期滞在型日本人としましては荷解きもそこそこに
ホテルの無料シャトルバスに乗り込み早速夕食がてらの町散策に出てみます
20時を過ぎてもなお明るいので夕方からの行動でも余裕です

3泊4日の旅の間存分にトスカーナ料理を楽しむようにと心の準備をしてきたので
初っ端の夕食のメインはやっぱりビステッカ・アラ・フィオレンティーナじゃないと始まりません
店を物色しながら歩いていると何処からか誘われる香ばしい香りがしてきます
その発信元をすぐに突き止め既に大勢の客で賑わっていたので即決入店

フィレンツェ風Tボーンステーキ、トリッパ、ひよこ豆と野菜のスープ

これを無塩のトスカーナ・パンに地元ワインと一緒に、美味しです

日本のケチケチ・サーブとは違いグラス半分まで満たされたワイン
料理さながら自然と我が頬も緩んでしまいます

ホテルへ帰る最終シャトルバスの時刻はとっくに終了していたので

ゆるゆる気分のままタクシーを捕まえて戻り

長かった一日はようやく終わりを迎えます

明日は朝からいよいよ料理教室

部屋にはちゃんと必需品一式が届けられていました

コメント 7

99%がアメリカ人の客で、残り1%のそのまた1%が日本人の客だというホテルでの料理教室は英語での授業だと勝手に決めました。
英語での授業を理解できる社長さんですが、イタリアで料理教室に入るほどの腕前だとは知りませんでしたし、なによりの驚きです。
料理教室の必需品一式とは、さて。
エプロンとあとはなんだかさっぱりわかりません。
まさか専用の包丁一式なんてコトがあるのかないのか、さて。
これは次回のお楽しみです。

by あるいる (2018-06-11 04:38) 

フィオレンティーナと言えば、サッカーのセリエA、フィレンツェにあるいろいろ問題を起こしたチームで、一時期は、愛すべき中田英寿が所属していたチームです。中田英寿はクレバーな男ですが、田中英寿は似て非なるオッサン、日大の理事長です。ついでながら、中田英寿は「マイアミの奇跡」（GKの川口能活が起こした奇跡でしかないのですが）で活躍し、引き分け狙いの監督（現日本代表監督という悲劇）の指示を守らず攻め上がろうと、ピッチ内で確認したことに監督が腹を立て、次戦、中田は外されました。どの年代でも世界と戦い、行けると確信した中田と、世界を知らない監督の温度差でした。中田に絡むチームを聞くと、コーフンしてしまいます。ごめんなさい。で、ついでにイタリア、土曜のラグビーをご覧になりましたか？　この攻め気のディフェンスが見る者を興奮させます。スクラムだってよくこらえたし、特にキックパスの成功を見た瞬間、体に電気が走りましたよ。これが「世界」なんだと。持ち味を生かしまくった好ゲームでした。
閑話休題。「必需品一式」は、さすがに包丁一式ではないと思います。新幹線じゃなくても刃物を普通に部屋に持たせるかしらって思うのでした。シェフ直伝郷土料理教室とありましたが、包丁は現地貸与で、お持ち帰りOKの、おたまとか、へらのレベルじゃないかしら。あとは、料理用の帽子。それにつけても腕前がすごかったんだと脱帽ですが、いずれにせよ、次回のお楽しみです。

by tommy88 (2018-06-11 07:38) 

イタリア3泊4日の旅行ですか！
トスカーナ料理はどんな感じなのでしょうか？
食べてみたいです(^^)
by ma2ma2 (2018-06-11 11:26) 

あるいる　さん

シェフはところどころイタリア語交じりになっていましたが、最後
まで英語で頑張ってくれました。さぞやお疲れになったことだと、
休憩時間になった時ゆっくり休んでちょうだいという一言から感じ
とれました。
ホテルの厨房を使っての教室でしたから臨場感はたっぷりでやる気
をそそられましたよ。腕前の程はご想像の域にとどめておくことに
します。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2018-06-11 20:38) 

tommy88 さん

ペルージャ時代の中田しか知らない私ですが、よくよく考えてみる
と彼は一度も南のチームには属していなかったのではないですか。
中北部イタリアに留まりたかった中田、モードのミラノからあまり
離れたくはなかったのでしょう。
イタリア戦、録画でも充分興奮できた試合でした。あの南アフリカ戦同様、前半15分間の熱いディフェンスを見ただけでこの日の勝
利は確信できました。気候のハンディはあったにせよすべてが上手
く運んだ素晴らしい試合でした。今週末神戸での第２戦も録画観戦
となってしまいますが、ドームでない競技場のハンディは大きい
のだと想像できます。この週末はテストマッチ観戦三昧で夜更かし
してしまいましたよ。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2018-06-11 20:54) 

ma2ma2 さん

Candeliとミラノそれぞれ３泊ずつでした。リコッタチーズにひよ
こ豆がよく登場し、トスカーナ牛のT-boneは有名です。無塩パン
の利用方法も豊富ですよ。一言でいうと派手さのない素朴な家庭
料理というところです。スーパートスカーナのサッシカイアを
筆頭にキャンティクラシコやモンタルチーノなど旨いワインも豊富
に揃ってますね。


by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2018-06-11 21:12) 

トスカーナの休日？やったかな？
題名忘れたけど〜
綺麗な場所がいっぱい出て来る映画がありました。
どんな料理でしょう？
楽しみ！＾＾
by hatumi30331 (2018-06-11 22:39)