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ハザードマップ [社っ長ょぉ~の溜息]

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不運にも幾つかの不確定要因が折り重なり人災とも言える今回の熱海土石流災害の報道で
繰り返し伝えられているのが日常から備えるべき自己環境での防災認識です
その際用いられるツールが各自治体で作成されている地域ハザードマップなのですが
恐らく我が身は関係なしとHPなどでじっくりと閲覧する機会はないのが常です


会社がある地域は横浜のど真ん中であるにもかかわらず雷雨接近時や大雨警報発令の際には
驚くなかれ土砂災害発生警告のメッセージがしつこい程スマホへ送られてきます
どうしてなのかと地区のハザードマップを閲覧してみるとイエローゾーンの多いことに加え
在りもしないと高を括っていたレッソゾーンまで存在していることを知り驚きを隠せません


そもそも私がハザードマップと真剣に向き合うようになったのは20年前
活火山浅間山を擁する軽井沢に土地を購入した時に遡ります
降灰を避けることはほぼ不可能なのでせめて噴石が及ばない地域にと参考にしました
しかし、平成27年新たに土砂災害のハザードマップが作成されていたことを昨年知ることとなります


昨年暮れに完成した山荘2号が建つ敷地の一部が実はイエローゾーンにかかってしまっています
土地売買時には重要事項説明としてもちろん明記されてはいたものの不動産との出会いは縁モノだと
数ある候補地の中で唯一、初見で後光が差していたものでしたから迷わず決めました
平成27年以前からの所有者にとってこのイエローゾーン指定はまさに青天の霹靂となったわけですが
これまでに指定区域内の物件が売りに出さるというケースは今現在皆無となっています


地元横浜の話に戻すと、出勤時に毎日利用しているバス停の傍にある掲示物にある日ふと目が行き
しっかり読んでみるとなんと、このバス停が土砂災害イエローゾーンだったと知りビックリです
最近掲示されたのか、はたまた私が単に気付かなかっただけなのかは別として今後の防災に役立てます
皆さんもお暇な時に是非、我が町防災ハザードマップを一度じっくりご覧になってはいかがでしょうか


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あるいる

大阪市は淀川水系が作ったデルタ地帯が本来の姿です。
その沿岸部に工場群が出来、地下水を野放図に使い続けた結果、物理的な地盤沈下が広範囲に起こりました。
今でも、上町台地の西側には海面より低い海抜がマイナスの標識が町のあちらこちらに建てられています。
大阪駅周辺は昔からの埋め立ての結果、なんとか海抜+0.5mになっていますが、水害ハザードマップでは濃いピンクの危険地帯です。
大阪市内、水害を免れそうなのは上町台地周辺のほんの一部のようです。
住むとこ、あらへんやん、ですよ。
おまけに地盤沈下と昔の埋立地が入り混じり、3年前の大阪北部地震の際には、液状化があちらこちらで発生していました。
住むとこ、あらへんやん、ですよ。
それでもこの街に暮らしているのは、他に行くところがないからです。
庶民はいつも危険と背中合わせのようです。
えらいこっちゃ。

by あるいる (2021-07-08 04:12) 

tommy88

ハザードマップを見るのは好きです。
災害時の妄想をすることもあります。
その際、ハザードマップは貴重な情報源です。
避難所は確認してもおそらく行かないと思います。
協調性がない人の集合体には入れませんし。
物件探索で寿命が尽きるかもしれませんが、そこにした理由が景観や利便性だけではダメで、立地条件と言うか、ハザードマップ妄想が功を奏します。そこに住むか、と思える場所が流されていくシーンを毎年見るにつけ、身構えるのでした。海好きの私には、台風の爪あとが要確認条件です。ただ、大地震が来ればどこもかしこもアウトなんですが。

by tommy88 (2021-07-08 07:57) 

ma2ma2

2年前の台風19号で自分の所を確認しましたが色が着いていないので一安心しました。
by ma2ma2 (2021-07-08 09:30) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

大阪はまさに堆積土壌に成り立つ街、社会科の授業を思い出しました。
大きな河川の河口と大きな町の発展は切っても切れない間柄、幾多の災害に見舞われても怯むことなく、逞しく生き延びてきた歴史は物語っています。地方へ行くと大河川には数々の堰が設けられて、大雨の際は水害防止のための切開が度々行われてきたようです。大阪の母なる丘の上町大地に大阪城が築城されたのももっともな史実ですね。
海抜表示があちらこちらで見ることができるようになり、ここはイケそう、あそこはダメっぽいと、ひとり防災シュミレーションです。仰る通り、すべてに適う永住の地などは見つかり様がありませんので、あとは自己責任においての生活維持しかありません。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-09 07:51) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

災害時の妄想=防災シュミレーションということで、私も時々やっております。避難場所の確認と最短ルートは頭に入っているはずですが、できれば自宅で待機できるよう体制を徐々に整えつつあります。
災害大国ニッポンにおいて安住の地の確保は至難の業です。命を守る準備は常に心掛けるとして、常日頃から心休める場所の確保は優先順位が高くなっていきます。今回の熱海の大災害もしかりですが、自然に抗った開発行為がもたらす負の結果が恐ろしく感じられます。ここまで調べ上げるとなると、物件探しは益々大変なことへと発展していきます。
近年、軽井沢の別荘地内でもまずは自然木全伐採ありきで、丸裸となった平地にモダンな建物を建てるというのが主流となっているようです。別荘地景観保護を声高にされている団体が、目くじら立てて噛みついています。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-09 08:11) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

近年の台風災害後にハザードマップが更新されました。自治体によっては各家庭への配布をしていますが、都市部ではHPでの閲覧までですね。まさか自分の居住地が、勤務地が、と都会になるほど脇が甘くなってきます。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-09 08:15) 

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