猛暑の厄介な忘れ物

それは突然の出来事でした

先週木曜日の朝、いつものように出社して
いつものように朝のルーティーン・ワークをこなしていた私
いつもと違う自分に気付き始めるまで一時間程だったでしょうか

身体の力が何故か少しずつ抜けていくことがわかり
やがて周りの世界がクルリくるりと回り始めたとき
数年前に体験したあの恐ろしい記憶が蘇ってくるのでした

自分はまだ大丈夫なのだと言い聞かせるように椅子から立ち上がり
フラフラするものの二本足でしっかりとフロアを踏みしめていたところ
今度は急にお腹の具合が悪くなってきたのでした

用を済ませるとお腹は落ち着きを取り戻したのですが
相変わらず地球はフラフラ、ぐるぐると動き回って
辛うじて機能していた脳細胞から「撤収命令」が下されるまで
そう時間はかかりませんでした

スタッフにこの緊急事態を手短に伝えたのち
なんとか自力でタクシーを捕まえ自宅までたどり着いた私は
リビングのソファに倒れこんで連絡済みの妻の帰りを待ちました

ほどなくして戻ってきた彼女の肩を借りながら階上の寝室に移動した途端
今度は強烈な吐き気をもよおしそのままトイレへ直行です
空っぽの胃が捻じれるほど痛い思いをしながら悪戦苦闘の末
どうにか一旦落ち着きを取り戻すのでした

よく金曜の朝一番でかかりつけの病院に向かいあれこれチェックも
結局のところこの段階では「特に異常なし」となってしまい
夏の疲れが出やす「秋バテ」からくる胃腸炎が災いして
めまいや吐き気をもよおしたのだという見立てに納得はいかないものの
一晩ぐっすり寝むって朝には確かにめまいも収まってたので
何かあったら直ぐに・・・の常套句にも妙に早い反応を示してしまいました

週末に落ちた2㎏も既に取り戻し一部を除き牧歌的連休最終日の午後
フラフラ感はまだ残るもののこうしてPCの前に座ることができています
聞くところによると同じ症状に悩まされる人がこの時期多いとか
猛夏の疲れが自律神経をアンバランスにしている
年齢を考慮してこれが私流の見立てであります

ラグビーワールドカップまで一年を切った、という謳い文句に囃し立てられず
以後はキッチリとマイペースを貫き通す覚悟で
来る重要な第三四半期に挑んでいきたいものです

不順な天候が続きますので
皆様もどうか体調管理には十二分にお気を付けください。