やっぱり一番がいいに決まってる [独り言の抽斗]
「惜しいじゃダメなんだよっ!!!」
花園ラグビー場内にひときわ大きく響き渡ったその鮮烈なフレーズ
発信元は往年の名ハーフ、早稲田の宿沢選手でした
中学時代だったでしょうか、全国大学選手権での一コマ
トライを逃したチームにメンバーの誰かが発した一言に対する強烈な喝でした
これでやる気に再点火したチームは関西の勇、同志社を難なく下したのでした
「2位じゃ駄目なんでしょうかぁ?」
言わずと知れたかのレンポウ(先生風に)さんのお言葉から数年
ニッポンのスパコン富岳が8年半ぶりで断トツ世界一となった本日のニュース
なんでもその高速振りと言えば毎秒41.5京回の計算能力だとか
ちなみに旧1位の米国製サミットは14.8京回だからぶっちぎりの勝利なのですが
やっぱりこの高速性能をきちんと生かし結果を出してこその価値ですからね
富岳の登場でコロナ退治のワクチンや新薬開発に拍車がかかってくれることでしょう
今回のメイドイン・ジャパンの復興はそのもの自体の凄さをアピールするだけではなく
コロナ撃退秘密兵器の開発一番乗りを果たし、ひいては五輪開催をどうしても実現させたいという
一石二鳥を狙う弱体化政権の念が裏でどうも強く感じられる、それでも明るいニュースでした
富岳と言えば私にとっては北斎の名作である三十六景がまず頭に浮かびます
小学生の頃、恐る恐る出掛けたディープな新今宮のヒカリ・スタンプ
お年玉を握り締めては毎年コツコツと買い足すものの最後まで手が出なかった「神奈川沖浪裏」
広重の「蒲原夜之雪」と共に欠けているスタンプブックを眺めての回顧録でした