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New old town, Seattle [旅の抽斗]



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翌朝ゆっくり目の便で第二目的地シアトルへとシエラネバダ上空を飛びます
ウーバー勢力の猛烈な嵐のせいなのか空港までのタクシー料金が均一となってました
桑港の街中で頻繁に見かけたウーバー、若い女性が夜に独りで利用してましたが
トラブルはないものかとこちらが心配になってしまいましたよ
アプリは入れたもののいろんな情報が吸い上げられそうで私は未だ利用経験はなしです

万年雪をたたえたレーニア山が見えればまもなくシアトル・タコマ空港です
タコマと言えばワシントン州立大学、同じド田舎ということで留学先候補の1つでありました
シアトル市内には医学部で有名な名門ワシントン大学がありますが
こちらは頭もお金もだいぶ足りないということで端から候補外となってました


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ここをハブとするアラスカ航空との提携によりJALの全米各地へのアクセスに
もう一つ選択肢が加わり、入国管理やセキュリティチェックがスムーズに行なえて
LAやSFのような頭痛の種となる大混雑は回避でき、早速お気に入り空港に加えます
ラスベガス大好き人間にはシアトルでの乗継をお勧めします

というのも市中へ向かうタクシーから眺めるシアトルはまだまだ発展途上
巨大IT企業の進出に伴いビルの建設もあちこちで行われているものの
何処かまだ垢の抜け切れていない新旧のアンバランスさがあったりして
私自身短い滞在中どこか落ち着かない気持ちはとうとう払拭されず仕舞いでした

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そんな中、正味1日半と限られた観光時間を有効活用すべくスポットをグッと絞り込み
メインイベントを翌朝からスタートするあのボーイング工場半日見学とし
あとはパイクプレイス散策に怪しげな謎の地下ツアー飛び込み参加でフォローです
そして港に上がるフレッシュな魚介類とワシントン州産のワインも忘れてはいけません


値段の割にはイマイチだったマリーナのホテル前にバカでかいクルーズ船が停泊し
折角のオーシャンビューを思いっ切り遮ってくれましたので
チェックインしてから発見したトランクのひび割れの保険請求対応が
なおさら暗いものとなって散々なシアトルスターとなってしまいました


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ここでメゲていてはいけないとばかり、ひと段落してから近くのパイクプレイスへ
17時を回って市場が丁度店仕舞いを始めているところではありましたが
まだまだ大勢の観光客が『あの店』を目指しやって来るのでした
この時私たちは『あの店』のことなど一切眼中になく
ただただこの夜の夕食場所の検索に右往左往するばかり


すっかり地図のトリックにハマってしまった挙句ようやくお目当ての店に辿り着き
飛び込みではあったものの1時間待ちの返事をもらい安堵
さすが地元の超人気店とあって引っ切り無しに客がやって来ます
期待の膨らみを押さえつつ時間潰しの休憩を兼ねここまでへ来たらのスタバ・ブレイクです



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石を投げればスタバ否、シアトルコーヒー屋さんに中るこの街シアトル
空き始めた店内で一息ついてると隣に居合わせた日本人観光客から質問です
「この店って、1号店ですよね?」
いきなりの直球だったので答えに間が空いてしまった私は思わず
「ええ、そのはずですが」と答えてしまいました


たまたま関西から来られた方々だったので話は多方面展開していき
スタバの話はすでに何処かへすっ飛んでいました
夕食の予約の時間が迫っていたので先に店を出ることになった私たち
一歩外へ出た途端いきなり今度は白人男性に同じ質問を投げられたものですから
今度は間髪入れずの即答で "I believe so" と返してしまったのでした



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気を取り直して再びお目当ての店へ戻って来た私たちはバーカウンターに通され
冷えた地ビールを飲みながらちょっと理解に苦しむメニュー・レクチャーを
カウンター越しでサーブするお兄さんから受けます
何を隠そうここは有名鮨店、だからこそ日本人の私には多くの?が付きまとうのでした

侃々諤々の挙句ようやく決定したメニューの数々、結果は無事のオーライ
ワシントンの白ではなくここは敢えて冷酒で地元産ロックフィッシュなんぞを楽しみます
海底の岩場にいる魚たちなのでその総称が付いたらしいのですが
お兄さんはこれが魚の固有名詞だと信じてたらしく、何の魚なのと聞いた時の
素っ頓狂な顔が妙に可笑しかったシアトル初日の夕餉でした


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どうやら地元民が贔屓にしていることが大盛況に繋がっているようで
日本酒ベースのカクテル片手に握り鮨を頬張る皆さんを眺めていると
ケッタイな気分になって来るのでしたが、翌朝のボーイング工場見学への期待を被らせ
暮れゆく一日の余韻も一緒に楽しむのでした


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